モンゴル その2 |
3年前に訪れたモンゴル。 写真を見るとたくさんなつかしいのが 出てきました。 行ったのはちょうど2月頃。 寒がりの私が 北海道でも一番寒い時期 どうしてあの時モンゴルへ行こうと思い立ったのでしょうか。 外は零下20℃とか そんな世界でした。 外にいる馬だって寒いはず。 鼻水がつららになっていました。 それにしても 外へ出れば羊だらけでした。 羊・羊・羊。。 そういえば「羊」の漢字に似ています。 ちょうどお産の羊がいて 貴重な出産シーンにも遭遇しました。 この時期、お産シーズンだったのか 赤ちゃん羊がたくさんいました。 子犬みたい! 羊はストレスなどに弱いらしく たいていちょっと近づくだけでも一目散に 逃げていってしまいますが とてもいやしい羊がいました。 どうも飴の味を覚えてしまったようで このバチシカという男の子が近寄ると すぐに飴ちょうだい〜と寄ってきます。 羊の世界にも食いしん坊はいるものですね。 supermarukoの羊版です。 毎日隣のゲルのお兄さんが 馬で羊を移動させるのに 連れて行ってくれました。 馬に乗ったお兄さんが 私の乗っている馬を紐でつないで リードしてくれていました。 モンゴル滞在中は毎日たくさん羊のおしりを見ました。 そんな中 お尻にハート模様のついた羊を発見。 逃げる羊を追いかけて撮影したので ぶれてしまいました。 滞在させてもらったゲルのまわりには 本当に何もありませんでした。 朝起きて外へ出たとき 隣のゲルのお兄さんが もう仕事を始めていました。 なんとなく幻想的な風景でした。 ゲルの中はこんな感じ。 食べ物も文化も違う国なのに なぜかゲルの中にいると おばあちゃんの家にいるような懐かしい気分になったり 食べ物もいつか食べた味のような気がしてしまったり。 やはり同じモンゴロイドの遠い記憶が 無意識に何かを呼び起こしているのでしょうか。 ゲルで暮らす人々をみて 人が生きていくのに本当に必要なものは そんなに多くないんだなぁと思う反面 今モノに囲まれ毎日快適に過ごす自分が ここで暮らせるかというと それもまた違う気がしました。 モンゴルの人々は 本当にたくましかったけれど 自然に対する人間の小ささを知っているから いかに人間同士協力し合って 自然とうまく付き合うかの術も よく知っている気がしました。 もうあれから3年経ちますが 今でも目を閉じると あのたくさんの羊のお尻の後ろから 馬の背中にゆらゆら揺られてついていく記憶が 蘇ります。 |
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by supermaruko1115
| 2010-02-08 16:32
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