モンゴルの食事 |
今日のお昼 事務所で羊ラーメンのスープを飲んだ時、 あ、あの味に似ている、と思いました。 あの味とは 3年ほど前に訪れたモンゴルでのこと。 行ったのはちょうど旧正月の時期で ホームスティさせてもらったゲルには お正月の食べ物が沢山並べてありました。 中央にどんと置かれていた羊のおしりも “オーツ”というお正月料理の一つでした。 誰かお腹がすく度に 気まぐれにナイフでこそぎとり スーテーツァイというモンゴルのお茶に入れて食べるのです。 旧正月の間、何日も置かれっぱなしの羊は 乾燥して干し肉のようになっています。 乾燥させたお肉をお茶に入れることで お肉も柔らかくなり食べやすくなるのですが お肉の脂がお茶に染み出て ダシのきいたお茶、というか スープみたいになるのです。 味そのものの主張は少ないけれど ほんのり香る羊と ちょっぴりきいた塩気が ミルクのお茶にうまく溶け込んで なんだか何杯でも飲めてしまいそうな優しい味でした。 今日事務所でいただいた羊のスープも 何だか同じにおいがしました。 オーツだけの写真はおさめていませんでしたが かろうじて断片だけ写っている写真を発見しました。 手前のパンを重ねたようなものの 右奥にかすかに見える肉のような骨のようなものが オーツです。 ちなみにこのパンを重ねたようなものも お正月の料理で “ヘヴィンボーブ”というもの。 必ず奇数で重ねるそうで キャンディーとかお菓子が沢山のせてあります。 これも みんなお腹がへったら気まぐれに 手を伸ばしては口にポンと運んでいました。 モンゴルでの写真を見ていると 他にも色々な羊料理が出てきました。 いつも作ってくれていたのは 料理が上手なお兄さん。 これはホーショルといって餃子のようなもの。 でもちょっとおデブ。 そしてこれはボーズ。 小龍包のようなものです。 これもジューシーでおいしかったなぁ。。 そして麺料理もごちそうになりました。 たまにオーツのお肉を部分的に切り取って それをそのまま料理に使ったりもしていました。 それにしても、 色々な料理の写真を見てみると、 形は違っても 小麦粉と羊肉、 使っている食材はほぼ一緒です。 だから何となく初めて出された物でも 味の想像がつきました。 それから、 日本でも見たことがあるような 肉じゃがのようなものもありました。 赤いのは韓国のキムチです。 モンゴルの都市ウランバートルから離れた草原のゲルで 韓国のキムチを食べられるなんて驚きました。 実はモンゴルのスーパーには ロシアや韓国など外国の商品がたくさん並んでいて むしろモンゴルのものを見つける方が大変なのでは!? と思うくらいでした。 それから料理上手のお兄さん、 ポテトサラダやプレートご飯も作ってくれました。 こうしてみると ほんとうに限られた食材で 色々工夫して作っているのがわかります。 そんな中、 味にバリエーションをつけるためなのか ソース類はたくさんの種類がテーブルに並んでありました。 野菜は都市から息子たちが来る時などに 運んできてくれるそうで 貴重なのだそうです。 モンゴルで食べたご飯、 素材や味付けがシンプルということもありますが どれも初めてなのに いつかどこかで食べた味のような気がしていました。 それにしても 私の旅行の写真はいつも食べ物ばかり・・ |
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by supermaruko1115
| 2010-02-08 14:37
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